もう会社に行きたくない朝、でも休めないあなたへ

目が覚めた瞬間から、体が重い。
時間が進むごとに、胸のあたりがざわついてくる。
あと何分で出なきゃいけないか、何を着ればいいか──
そんなことばかりが頭の中を占めていくのに、体は動かない。
「行きたくない」って思っただけで、
なんだか“負けた気”になる自分もいる。
頑張ってる人と比べて、こんなことで、って自分を責めてしまう。
でも、それでも。
行きたくないと思えるほど、今のあなたは、ちゃんと頑張ってきた。
「行きたくない」と思えるのは、怠けてる証じゃない。
それは、体と心が、限界に近いことを教えてくれているサインなんだ。
たとえば今日が、誰かにとってはただの火曜日でも、
あなたにとっては、何かに押しつぶされそうな日かもしれない。
仕事のこと。上司の言葉。
昨日の会話、終わらなかったタスク、届かなかった評価──
いろんなものが、背中に乗っていく。
けれど、あなたはそれでも起きた。目を覚ました。
それは、それだけで、ひとつの強さだと知っていてほしい。
休みたい。でも、休めない。
そう思ってしまう朝があることも、ちゃんとわかっている。
理由があるから、行かなくちゃいけない。
誰かが待っているから、穴を開けたら迷惑がかかるから、
評価が下がるかもしれない、お金が、信頼が、キャリアが──
“ちゃんとした理由”がたくさん浮かんでくる。
でも、もし今日、ほんの一瞬でも。
「行かなくてもいい未来があるとしたら」と、思ってみてほしい。
そんなに遠くなくていい。
明日でも、1ヶ月後でもなくてもいい。
ただ、“今とは違う場所が、きっとどこかにある”って、
そんなふうに考えてみてもいいんじゃないかな。
あなたが今日、会社に行くことになっても、
途中で涙が出ても、無理だと思ってしまっても、
誰かに弱音を吐けなかったとしても──
あなたが壊れてしまう理由にはならない。
心が追いつかないときは、体を先に動かさなくていい。
呼吸が浅くなるなら、まずは深く、静かに吐いてみるだけでもいい。
きっと、いま必要なのは、誰かに「頑張れ」と言われることじゃない。
「休んでもいいよ」と許されることでもない。
ただ、あなたがあなたを責めずにいられること。
その時間と空間を、ほんの少しだけ持つこと。
この場所(Nowhere Office)は、
そんな風に、心のどこかに風が通るような空気を持っていたいと思っています。
読んでくれて、ありがとう。
あなたが、今日を少しでも静かに過ごせますように。